静岡早剥事件
産科医療のこれから より
静岡厚生病院にて発生した常位胎盤早期剥離による母体死亡例の件
今までに出てきた情報の抜粋。
遺族関係者が書き込んだと思われる担当医の経過説明
9時05分頃、腰椎麻酔施行
0.5%マーカイン 2.0mlを使用
仰臥位となり消毒、手術開始:9時15分
胎児を娩出:9時24分 分娩時に胎児死亡を確認
小児科医にもその場で診て貰ったが9:27死亡確認強い出血はなく、子宮は保存可能と判断、子宮を温存することにした
閉腹前に不穏状態、けいれん様の動きあり
鎮静剤、抗痙攣剤の投与も行った
10時45分手術終了(手術時間1時間30分)
手術室を退室子癇発作、脳出血などの合併も考え、頭部CT撮影を決定した
CT室に脳外科医も同室、明らかな脳出血、浮腫はないとのこと2階201に移動し、蘇生を実施
11:32 気管内挿管(自発呼吸あり)
12:24 人工呼吸器へ接続
12:35 循環器Drへ連絡、診察
13:20 より徐脈
13:40 心停止
上記に記したものが当日に遺族が担当医からもらったその日の状況を
まとめていただいたものです。皆様はこれを読んでどのようにお感じになるかはわかりませんが、
上記が事実なのです。これには大量出血・輸血をしたという事は
一切書いてありませんでした。
また、死後約2時間後にされた担当医からの口頭での
説明の中でも大量の出血に備え輸血の準備はしてあった、
ただ、強い出血は確認できなかったので輸血はしなかったと言っていました。死因についても当日には
「死因はわかりません、他の病気の併発が
原因だろうと聞いていたのに後日の発表では
大量の出血により死亡」と書いてありました。
当日の発表と後日の厚生病院の発表が変わるのはあり得ないことなのです。
大量出血の妊婦死亡、胎児も助からず 静岡の病院05/02 14:52
(略)
同病院によると、妊婦は分娩(ぶんべん)予定日を3日すぎた4月27日午前0時ごろ、陣痛が始まったと同病院に電話連絡。対応した看護師、助産師は問題がないと判断し、自宅待機を伝えた。妊婦は約6時間後に再度電話で訴えて来院し、同日午前8時すぎに医師が診察したところ、既に胎児の心拍は無かった。母体は、胎児がまだ子宮内にいるのに胎盤がはがれてしまう症状「胎盤早期剥離(はくり)」が確認された。緊急帝王切開を行い、子宮内から死亡した胎児を取り出した。母体は3リットルを超える大量の出血があり、輸血を含む5リットル以上の輸液で対処したが、けいれんや意識レベルの低下が起こり、妊婦は同日午後1時40分ごろ死亡した。
妊婦は昨年9月に同病院を初めて受診し、死亡2日前の4月25日の診察では母子ともに異常はなかったという。